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12月議会 一般質問1日目(12月7日)

12月議会も一般質問が始まりました。

12月7日は1日目。今回も印象に残ったやり取りをご紹介します。

まず、山本議員の「介護保険」の質問で「新しい総合事業」の件。

「新しい総合事業」とは何かと言いますと、「介護予防・日常生活支援総合事業」のことです。

「介護保険制度」では現在、

要介護1~5の人→「介護給付」

要支援1~2の人→「介護予防給付」

です。この制度が見直しされることになっており、見直し後は、「介護予防給付」が現行同様の介護予防給付と「介護予防・日常生活支援総合事業=【地域支援事業】」に分かれるということです。

この「介護予防・日常生活支援総合事業=【地域支援事業】」というのは、今まで国中心でやってきた「要支援者の訪問介護・通所介護」を

・市町村が中心となり、

・住民等も参加し(主体の多様化)、

・現在の事業所サービスも継続しつつ、多様なサービスを充実させる(基準緩和)

というもので、メリットとしては

・サービスが多様化し要支援者にたいする効果的な支援ができる

・基準緩和などで費用が低下→利用者負担の軽減→介護保険料の上昇抑制

・地域の支えあい体制づくりができる

などとされています。

書いていて、ややこしくて読んだ人に分かってもらえる気がしない。

私はちょうどこの制度を勉強中だったのですが、結構ややこしくて、じゃあ現場はどうなるの、どんな心配事があるの、というところまで気が回っていなかったので、山本議員の一般質問のやり取りは大変勉強になりました。

 

次に、今大地議員の「敦賀市の医療について」。

米島病院事業管理者の答弁が、本当に分かりやすく、丁寧で、説得力があった。

議員の中には、米島管理者の答弁と意見が違う人はいるとは思いますが、米島管理者が丁寧に答弁されていたことに異論がある人はいないと思うし、米島管理者だからこそ、あの内容で答弁できるのだと思います。

 

最後に、山崎議員の質問で聴覚障がい者との対応のために市役所もタブレット端末を導入してはどうか、という提案の件。

タブレット端末で、手話通訳者とつないでリアルタイムで通訳できる、大変便利なので導入しては、という提案です。手話は聴覚障がい者にとっては「言語」と同じだとのこと。厚生労働省では導入されているらしい。

よく海外赴任者のために、電話の向こうに英語通訳者の人がいて対応してもらうサービスが有って、海外赴任者にすごく重宝されていたことを思い出しました。それの手話版ですね。

答弁は「市役所には、手話のできる常勤者もおり筆談ボードもあり他にもサービスがあって、現状の対応で大丈夫でタブレット端末を直ちに導入とは考えていません、が、聴覚障がい者の意見も十分に伺いながら検討していきたい」でした。

私の憶測ですが、最初に用意されていた答弁は、「・・・導入とは考えていません。」までだったんじゃないかな。最後の最後、本会議場の答弁中に「聴覚障がい者の意見も十分に伺いながら検討していきたい」が付け加えられたんじゃないかな。部長の答弁のご様子を見ていてそう思ったのですが、あんまり憶測で書くのはよくないのでこれくらいにしておきます。

多分、すぐ導入されるでしょう。(←憶測です)

とにかく、「その場で変更させたんじゃないか」と、そんなことも感じさせる山崎議員の質問の説得力でした。

1日目、大変勉強になりました。

いろいろと見習いたいものです。

では。

 

 

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