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敦賀半島の道路整備

私は、敦賀にUターンで戻ってきて原子力発電所で働き始めたころ、西浦の海沿いの道をバスで通勤していました。
バスなので目線も高く、四季折々、西浦の美しい海の風景を見るのは通勤の愉しみでした。
曲がりくねった海沿いの道は通勤よりもドライブにふさわしいものです。

ただ雪が降ったときや道が凍ったときは、「これでいいのかな?」と。
対向2車線なのでスタッドレスタイヤを装着していない車が一台でも走っているとノロノロ。
動けなくなった車が1車線を塞ぐと大渋滞でした。
特に、カーブがきつく影になりやすい場所は積雪量が多くなくても凍りやすく、実際スリップ事故を見たこともあります。

「縄間越え」で西浦の縄間から美浜側に抜ける道はありますが、縄間から立石までは一本道でその県道を通らなくては行けません。
「もし渋滞しているときに、この先で救急車が必要になったり火事が発生したらどうするのかな?」とか
「曲がりくねっているし、大雪のときには除雪もしにくいだろうな」と思うこともありました。


さて、10月28日、敦賀半島で工事が進んでいる「原子力災害制圧道路」の見学がありました。
敦賀半島第1トンネル(仮称)というのが浦底と白木を結ぶトンネル。
これは浦底~白木の交通不能区間を解消しようとするもの。
美浜第2トンネル(仮称)というのが美浜町の乙見谷付近にできるトンネル。
これは美浜町北田から竹波付近までを3本のトンネルでバイパス化するもの。

これらの原子力災害制圧道路は、原子力発電所で事故が発生したときの人員や重機の輸送ルートを複数確保することを目的としています。
日常的にも大雪などへの対応力も向上しますし、地元の人にとっても観光客にも便利に楽になります。

同様の原子力災害制圧道路では立石~敦賀原発の間のトンネルもできます。
また先に開通しました市道西浦1号線の鷲崎トンネル(沓~手)は最大の難所を解消しました。

西浦県道を毎日通っていた私としては、敦賀半島の道路整備はいろんな意味で重要だと感じていました。
ですから今回の道路整備は実感としてうれしい。
現在行われている工事が順調に安全に進んで、一日も早く開通していくことを期待しています。

では。

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