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「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第2回)

 本論に入る前に・・・、

 社会的な課題としての「少子化問題」と、個人個人が子どもを持つかどうかは分けて考えたいと思っています。

 子どもを持たないと決めている方の判断は尊重されるべきだし、欲しいけれどどうしてもできないという方もいらっしゃるでしょう。

 「少子化問題」の話をするときには、社会的な影響を考えると「子どもが多いことはいいことだ」という前提で話が進みます。私もその前提で書くわけですが、個々人の価値観や事情には十分に配慮したいと考えています。

 

 さて、今回から本論に入る、と言っても「まずは情報確認」からです。

1.まずは情報を確認

 みなさんは市内の各小学校の児童の数について、どういう印象をお持ちでしょうか?

 市内の小学校の児童数の推移を見てみましょう。

 

 データを見ると平成21年(2009年)から平成30年(2018年)の10年間で敦賀市内全体の小学校児童数は513人、12%減少しています。だから各小学校で児童数が減少傾向にあるのも当然です。

(この間、平成26年度をもって常宮小学校と西浦小中学校が休校になっています。)

 家が増えた、人口が増えたと言われる粟野地区でも、この10年間では粟野小と粟野南小の児童数は減少しています。

 ということで、10年間で児童数が増えた小学校は、市内13小学校のうち黒河小学校の1校だけです。

 

 この黒河小学校は、私の小学校時代に廃校になるところでした。

 今から40年以上前、粟野小学校がマンモス化して、粟野地区にもう一つ小学校を新設する話が出ました。当初、新設される小学校は現在の粟野南小学校よりも、ずっと北のほうに建設される予定だったのですが、いろんな事情で、当初案より南のほうの公文名に粟野南小学校として建設されました。

 その結果、地理的な近さもあって、黒河小学校を廃校にして、粟野南小学校と統合する計画になったのですが、熱心な存続運動もあり何とか黒河小学校のまま残って、現在に至りました。

 今の状況をみれば、結果として黒河小学校は存続して良かった、ということでしょうけど、逆にここまで増加するとも予想していなかったようです。教室は1学年1クラスを想定して校舎は建てられています。敦賀市全体の少子化傾向をみれば、黒河小の児童数も近々ピークを迎えるのかもしれませんが。

 県内の市町でも学校の統廃合の話はいくつも有ります。黒河小学校の事例を見ても、統廃合の判断の難しさを感じます。

 

 さて、ここまでが「まずは情報を確認」です。今回のデータはみなさんの印象と合っていたでしょうか?選挙の時などに、この話をした時の反応は・・・、

「敦賀市全体で大規模校1校分(513人)も減っているのに驚いた」

「粟野小学校、粟野南小学校でも児童数が減っているのは意外だ」

「黒河小学校はどこにあるんですか?」←何回か聞かれました。

 私は、福井新聞の記事と合わせて、各小学校のきょうだい人数分布を知りたくなっています。

 

 では、次回は「2.学校とまちづくり」です。

 

 

 

 

 

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