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「むらづくり」について

久しぶりのブログです。今回は6月議会での質問について書いてみます。

 

【6月議会の質問は】

6月議会では、

「立地適正化計画とまちづくり、むらづくりについて」

というタイトルで質問をしました。

「むらづくり」というのは、ほとんど聞いたことのない言葉だと思います。よく使われる「まちづくり」という言葉に対比すると分かりやすいかな、と思い、「むらづくり」という言葉を使いました。

 

【「むらづくり」~20年後の風景を想像する】

 新幹線敦賀延伸が3年前倒しになったこともあり、この1年、議会でも、敦賀駅から金ヶ崎周辺へ、というような市街地の「まちづくり」が何度も取り上げられました。

 一方でこのような「まちづくり」に比べ、周辺の集落の「むらづくり」についての議論は、数としては少なかったように思います。

 しかし、集落を将来どのようにするのか、ということについては、集落住民の危機意識は相当強くなってきています。

 例えば耕作放棄地は典型的な問題です。

 少し具体的に言いますと、私の周りでも、今、田んぼをやっているのは70歳前後の人が20人から30人くらいいらっしゃいますが、私と同世代から下の人になると、5人くらい、つまりあと20年ほどしたら田んぼをやる人は今の5分の1くらいになるようなイメージを持っています。どこの集落でも多かれ少なかれこんな感じだろうな、と思います。

 そうすると、20年後に周りの田んぼはどうなっているんだろう?と考えざるを得ないのです。

 他にも、集落の田んぼは、ほぼ全て耕作放棄地になっている、というような地区も出てきつつあります。こうなるともう農業問題ではないのかもしれません。

 しかし、法律的なところや行政手続き、公的な補助、など分からないことが沢山あって、なかなか土地の活用方法について話が進まない、というようなことを聞きます。

 こういう状況やニーズに対応できるような、行政の取組みや事業というようなものが分かりやすい形であるといいな、と思っていました。

 そこで、このような「むらづくり」を支援するような行政の今後の取組みについて、質問をしたわけです。

 市側からは前向きな答弁をいただきましたが、今後は具体的なアクションを確かめていきたいと思っています。

 また、この問題は地区地区によって様相が全く異なります。50m移動すると全く状況が変わります。よって地区ごとの個別対応が必要です。市の部局の方には各地区にどんどん入りこんでいただきたいと思っています。

 

【まとめ】

 まとめますと、「むらづくり」は、

・20年後の姿を想像する。

・地区地区で状況が違うことを認識し、地区に入り込んでいく。

・耕作放棄地として長期化したものは農業問題ではないかもしれない。(市行政でいうと部署横断の話になる)

というところに留意して取り組む必要あり、ということだと思っています。

では。

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