今日は一般質問3日目で、私も質問しました。
今回は「災害時の避難について」質問をしたのですが、これを取り上げたのにはきっかけ、というか、ある二人の方に言われたことがあります。
一人目のAさん、
「プラザ萬象は洪水ハザードマップで浸水するように描いてあるけど、こんな場所に避難してええんか?(この方は洪水ハザードマップの存在を知っています)」
二人目のBさん、
「プラザ萬象が避難所になるってことは、あそこら辺は安心なんやろ。川も溢れたりせんのやろ。(この方は洪水ハザードマップの存在を知らない人!)」
さて、今日の市の答弁を整理すると、AさんとBさんにどう答えられるでしょうか。
(問)まず、浸水するかどうか
→(答)浸水する。
(問)浸水する場所に避難していいのか?
→(答)浸水する前に避難してください。
(問)萬象に避難後、浸水したらどうするのか?
→(答)生涯学習センター2階(廊下、研修室)、図書館2階、3階に避難する。緊急ならばステージの上にも避難できる。
(問)萬象浸水後、物資搬入が必要になったらどうするのか?急病人が出たらどうするのか?
→(答)物資はあらかじめ搬入するもので足りると考えている。急病人が出たら自衛隊か消防が搬送してくれる。
(問)萬象の避難所としての利点は何か?
→(答)避難対象地区からの近さ。はん濫危険性の高い来迎寺橋から距離があり、もし氾濫しても対応する時間がある。冷暖房があり居住性が良い。
(問)避難対象地区の来迎寺橋付近(川崎、松栄、結城、三島町1丁目)からは市民文化センターや北小が近いのでは。
→(答)特に回答なし(萬象は避難対象地区から近いということは繰り返し答弁していた)。
(問)生涯学習センター2階などが避難場所とのことだが、居住性が良いとは思えない(廊下も避難場所だし)。避難所の運営も難しいのでは。
→(答)特に回答なし(居住性が良いということは繰り返し答弁していた)。
(問)そもそも、浸水が想定されていない場所で、かつ、避難対象地区から近い施設を避難所にすれば良いのでは。冷暖房がある他施設もあるのでは。
→(答)萬象がいい!浸水したら2階に上がればいいし、なんか有れば自衛隊と消防にお願いする。
以上、整理終わり。
ということで、
・・・・・Aさん、プラザ萬象に避難すればいい、とのこと。
・・・・・Bさん、プラザ萬象が避難所になるのは「浸水しないから」ではなく、冷暖房など「居住性がいいから」です。本当に川が溢れそうな時、溢れてしまった時は、プラザ萬象に向かってはいけません。(まずは洪水ハザードマップを見ましょう。)
Bさんと話をしていてやっと気がついたのですが、
「どこを避難所にするのか」というのは、否が応でも「ここら辺は洪水からは安全ですよ」というメッセージ性を持つということです。
プラザ萬象はそのメッセージにふさわしい避難所なのでしょうか。
私が今日、質問を通じて言いたかったのは、「萬象も、萬象以外も含めて避難所を再検討してほしい」ということです。
さて、
議会のやりとりは、これまでの実績を否定もできないだろうから大変だっただろう、と思う。
しかし、本当に大変なのは、萬象に避難した後、万が一、笙の川、木の芽川が溢れた時だ。
あるいは、萬象に向かって歩いて避難している最中に、万が一、笙の川、木の芽川が溢れた時だ。
その時、市役所は「プラザ萬象には避難しないでください」という「避難情報」を全力で発信することになるだろう。
その方が、議会のやりとりより余程大変だ。
だから、洪水が起きないことを心から願う。
今日は敦賀でも強い雨が降った。
石川県七尾市や山形県最上町では河川が氾濫して被害が出ているようだ。
大事に至らないことを祈って。
では。
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