さて、3月議会の質問も今日が最終日でした。
6人の議員が一般質問をしました。
北川議員は敦賀市の奨学金のことを質問されました。
私は学生のころ、就職予定先の会社から奨学金を貰っていました。
これは面接を受け、試験をして、合格したら貰える奨学金で、その会社に入社すると返済しなくてもよい、というものでした。
学生最後の一年間だけ東京住みで研究生活で、高い家賃(バブル崩壊直後で山手線の内側のワンルーム!)だったので、この奨学金は本当に助かりました。
こういうふうに奨学金を出すのが会社であろうが、敦賀市であろうが、その会社に入れば、あるいは敦賀にUターンして住めば、返済が免除される、「ご縁がなければ貸与型、ご縁があれば給付型」の奨学金は人口減少対策としては安上がりで、かつ人材確保にいいのではないかと思います(奨学金を頂いた会社に就職した私が「人材」だったかどうかは別として)。
さて、今日の夕方、ある所で私入れて、とある4人で立ち話していたのですが、「市庁舎の場所、萬象が候補なの?」という話になりました。みんなどういう意見だったかというと・・・今はまだ秘密です。もう少し、母集団が増えてから結果を書いてもいいかな、と思っています。が、みんなの意見がどれも面白かったので、これから会う人にはなるべく「場所アンケート」をしてみようと思い至りました。
これからの流れは
「みんなの意見を聞いて→会派のメンバーにぶつけて考えを深め→議会で議論していく」
ということかな、と思っています。
3月議会の市側の答弁だと、早ければ6月、遅くても9月には場所を決めたいようです。そして住民投票は予定しておらず、また9月までに市長選など「市役所の場所を公約にする」ような選挙もありません。
ということは、議会での議論、そして議決が非常に大事になってきます。普通なら、住民投票や市長選挙になるようなことを議会で決めるのです。
もともと、「市役所の場所」は地方自治にとって本当に「重要なこと」の扱いです。
泣く子も黙る「地方自治法」の第4条に場所の決め方が書いてあります。299条もある条文の上から4番目です。
そしてその第4条に「場所の変更」についても書いてあって、市役所の場所を変更する際には市議会で「出席議員の3分の2以上の同意が必要」とされています。
通常の議会での議決は、過半数を取ったらOKです(過半数議決の原則)。
しかし、重要な問題では、賛否わずかの差で決定されることを避けるため、例えば出席議員の3分の2以上とか、4分の3以上とか5分の4以上の賛成が必要となります。これを特別多数議決と言います。
例えば、市庁舎の場所の変更の場合は、重要な案件であるので「出席議員の3分の2以上の同意」が必要となるわけです。
また、この市庁舎に関しては「変更=移転」の場合にのみ、「出席議員の3分の2以上の同意」が必要な「特別多数議決」になります。
現在地のまま建てかえるケースでは、場所に関して議会での議決は不要です。「現在地に市役所が建っているのは、そこにあることに一定の合理性がある」からでしょう。
ということで、住民投票や市長選がなさそうな今、「議員が市民の声を反映する」ことが極めて大事なこととしてクローズアップされると思います。
ですから、私たち議員はこれから、どこに行っても誰にでも、この問題について、大いに議論しなければなりません。
明日は老人クラブの集まりや地区の人との集まりがあります。しっかり情報交換することにしましょう。
明日が楽しみです。
では。
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