12月7日の一般質問2日目は、8人の議員が質問しました。
私も「敦賀市の障がい者福祉について」質問しました。
敦賀市には生活介護事業所や就労継続支援施設が少ない、ということを質問しました。
答弁は、ざっくり言うと「敦賀市では施設や定員は少ないかもしれないが、『嶺南圏域』では足りている。しかし敦賀市としては改善の必要はあると認識している」というものでした。
この「圏域」については他の議員の方が質問されることになっていて、私からは詳しい質問はしませんでしたので、ここで少し書いておきます。
福井県では「障がい保健福祉圏域」が設定されています。障がい福祉サービスの実施主体は市町村に一体化されていますが、市町を越えて対応する必要のある課題もあるので、福井県では4つの障がい保健福祉圏域が設定されています。4つとは「福井・坂井圏域」、「丹南圏域」、「奥越圏域」、そして「嶺南圏域」です。
確かに、この「嶺南圏域」というくくりで施設定員数を見ると他の圏域に劣っていません。
しかし、他の3圏域と比べて、嶺南圏域と敦賀市には2つ問題があると思います。
ひとつめ。「嶺南圏域」は横長すぎる。敦賀市から若狭、小浜に行くのは大変。
ふたつめ。他の圏域では人口の多い市が施設や定員数を持っていて、周辺の町をカバーしている形。嶺南圏域では、人口が一番多い敦賀市が他の町にフォローしてもらっている形。
これはデータをよく見ながら、自分が当事者になったつもりで「ここに住んでいたらこうなるな。もし、こっちの圏域に住んでいたらこうなるな」と想像し比較すると良く分かるはず。
今、健常者として生活している方も、事故や病気で障がい者になる可能性は誰にでもあります。自分だったらどうだろうか、と考えるのが福祉の一歩目のように思います。
それにしても、もう少し冷静に質問すれば良かったと反省しています。これから障がい者福祉の分野で何か判断しなければならない時に、冷静に判断した結論だとしても、「米澤はこの分野では偏っているから、こう判断したんだな」と思われるのはあまり良くないかな、という気もします。
では。
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