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敦賀音楽祭『かもめ』発足記念パーティー (10/4)

10月4日(日)に、敦賀音楽祭『かもめ』発足記念パーティーが開催されます。この敦賀音楽祭『かもめ』は来年から本格始動しようということで、有志が集まって「敦賀音楽祭『かもめ』製作実行委員会」を結成。私も実行委員の一人です。敦賀だからこそ発信できるメッセージを音楽にのせて、市民と協力して創り

「敦賀市長選に米澤光治氏が出馬意向」について

 既に報道されているように、「敦賀市長選に米澤光治氏が出馬意向」です。 11月28日(月)に記者会見を行います。 記者会見は先週には記者クラブさんと日程調整が終わっており、現職の不出馬には本当に驚きました。 現職の動向に関わらず、と言うか、現職が再出馬するという前提で私は出馬すると決めていたのですが

本質論 子育て生活応援事業についての議論

 市議会の予算決算常任委員会で「子育て生活応援事業」が削除されたんですね。本会議でも同じ議決になるだろうから「子育て生活応援事業」は少なくとも12月からの実施はなくなる可能性が高くなりました。 ただ、いろんな人とお話していて、この問題の本質について確認した方がよいと思い始めたので、あらためて「子育て

地域サポート職員(政策提案シリーズ)

 一軒一軒回って、まあいろんな人とお話するんですが、本当に今、時代が変わってきたなと思わされるんです。 変わってきたポイントは様々有るんですが、一番は地方都市の最大の課題、高齢化の進行です。 高齢化の現状って数字だけ見ていても分かりにくいところがあって、現地で直接に人と接して初めて分かることがある。

手話が言語であるということ~手話言語の国際デーによせて~

 9月23日は「手話言語の国際デー」です。 2017年12月19日に国連総会で決議されて決まった国際デーです。この9月23日は1951年に世界ろう連盟(WFD)が設立された日です。 この日は世界各地で青色のライトアップが行われます。ライトアップによって、世界のろう者たちとの連携を図り、人権及び平等な

「子育て生活応援事業」って(その6、もろもろ雑感)

 今回は「子育て生活応援事業」シリーズの最後です。 もろもろの雑感をつらつら書いてみます。1.「ハーモニアス」とか「地域間協調」はどこへ行った? 「子育て生活応援事業」は「敦賀に住んで子どもを産めば120万円貰える」ということで、近隣市町から見たら、非常に地域間競争的な施策だと思います。

「子育て生活応援事業」って(その5、マイナンバーカードの交付率問題)

 今回は「子育て生活応援事業」とマイナンバーカードの話です。この事業では給付金をマイナポイントで支給することになっています。  念のために、今回の「子育て生活応援事業」はマイナンバーカードの交付率アップを目的にしているわけではないようです。 で、わたし的結論を先に。 「子育て支援」と「マイナンバーカ

「子育て生活応援事業」って(その4、バラマキ?不公平?)

 今回は「バラマキ?」と「不公平?」について。1.バラマキ? 9月議会で兵庫県明石市の子育て支援の取り組みが紹介されていました。 前から、敦賀市のキャッチフレーズは、明石市のキャッチフレーズは似てるなぁと思っていて、例えば、両市のキャッチフレーズを拾うと、敦賀市 ・「子育て環境日本一」 ・「本のまち

「子育て生活応援事業」って(その3、現金給付と現物給付)

 では、今回は現物給付の話です。1.現物支給は損失補填か? 9月議会での豊田議員の質問に対し、市長の答弁の中で、本(「子育て支援の経済学」)を読んだ、と前置きして「子育て支出の低減は、損失補填のようなものですので・・・」というような発言がありました。録画に失敗していたので正確な文字起こしできていませ

「子育て生活応援事業」って(その2、政策の効果)

 さて、今回(その2)では、「子育て生活応援事業」が本当に「出生数を増やすのか」?を見ていきましょう。今回はちょっと難しい話になってしまいそう。 なので結論を先に書いておきます。・今回の敦賀市の「子育て生活応援事業」は、マイナポイントを使っているが、これは現金給付の一種である。・現金給付は出生数の増

「子育て生活応援事業」って(その1、敦賀市の出生数減少)

 9月の補正予算にあげられた「子育て生活応援事業」について書きます。6回シリーズの予定です。あー、また長くなってしまう!「日記みたいなブログ書いてください」って言われているのにー! さて、まずは、わたし的結論。    「とにかくスジが悪すぎる」では、いってみよう!1.最初に、

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第6回最終回)

 さて、ちょっと間隔が空きましたが、”「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる”シリーズの6回め、最終回です。 今回のテーマは「子どもを増やそう!」です。1.最初に結論最初に私の考えから結論的にスタートです。①「母親候補者」の定住率、Uターン率をアップさせる施策を打つ。 特に新

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第5回)

 ”「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる”シリーズの5回め。 今回のサブタイトルは「少子化対策のモデルになれる(かもしれない)」です。(1)敦賀市の出生数は急に減少している ここ5年ほど、敦賀市の出生数は急速に減少しています。 減少率は福井県全体よりも大きい、と

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第4回)

 さて、シリーズ4回めです。 今回のトピックスは「保育園のはなし」です。 「子育て環境日本一」をキャッチフレーズにする敦賀市の保育園の状況を見てみましょう。(1)私の実体験 保育園については、まず私自身の実体験のご紹介から。 私は平成19年(2007年)に大阪から敦賀にUターン、引っ越し

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第3回)

さて、第3回です。今回はちょっと長め、です。2.学校とまちづくり 前回も書きましたが、黒河小学校は私が在校時には廃校寸前でした。小学校4年に上がるときに公文名の同級生たちが粟野南小学校に転校したので、1クラス13人になったことを覚えています。私にとっては、この少人数が最高によかった。落ち

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第2回)

 本論に入る前に・・・、 社会的な課題としての「少子化問題」と、個人個人が子どもを持つかどうかは分けて考えたいと思っています。 子どもを持たないと決めている方の判断は尊重されるべきだし、欲しいけれどどうしてもできないという方もいらっしゃるでしょう。 「少子化問題」の話をするときには、社会的な影響を考

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第1回)

 新年1月1日の福井新聞に、  「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」という見出しで「ふくい特報班」の特集記事が大きく掲載されていました(33面)。 「敦賀市黒河小は子だくさんの家庭が多いです。3人兄弟は当たり前!」という自慢話(!)が福井新聞の「ふくい特報班」に寄せられたのが取材のきっかけと

市立敦賀病院の新型コロナウィルス感染症対応(市議会一般質問をみて)

 先週、敦賀市議会は一般質問が終わりました。録画したりしてテレビ観戦しましたが、コロナウィルス感染症対応関連の質問、リラポート関連の質問がとても多かった印象です。 特に市立敦賀病院の対応については、病院事業管理責任者の米島先生から詳細かつ気持ちのこもった答弁がありました。 敦賀市議会はRCNで生中継

敦賀市の人口減少(第6回 最終回)

 今から5年前の平成27年(2017年)4月に、ある国政政治家が次のように発言しています。 さて、誰の発言でしょう?「地方創生は国民運動だ。東京一極集中を変えなければならない。理由は3つある。ひとつめは人口減少対策だ。東京の出生率は47都道府県で最低だ。東京に若い人が集まることで人口減少が加速してし

敦賀市の人口減少(第5回 ここ5年間の敦賀市の政策)

 コロナウィルス対策の支援策、後出しジャンケンや批評だけにならないように、自分の案もご紹介しましたが、今の現状からみるとまあまあ妥当だったかな、と思っています。学校のオンライン化対応促進も提案(?)していて、これなんかは勇み足だったかな、国が前倒しでやると言っているのでアテにして待ってもいいかな、と

「新しい生活様式に向けた子育て世帯応援手当」

 5月14日に福井県が緊急事態宣言の特定区域から外れました。私も外出を自粛しつつ、ウォーキングやランニング、エクササイズで健康維持、オンライン飲み会でストレス発散、あんまり本は読めず・・・でも家の片づけはできたかな、という生活でした。 皆さんも、第2波に警戒しつつ、徐々に100%の活動ができるといい

追加の「コロナウイルス感染症対策関連予算」

 昨日、追加の「コロナウイルス感染症対策関連予算」が出ましたね。 私の意見を言わせてもらえば、意外な内容の支援策の追加でした。私にはまったく思いつけなかった事業や、考慮したけど優先順位をあまり高く思っていなかった事業・・・かな。  予算について市の資料はこちら →5月11日専決補正予算資料リンク先の

コロナウィルス対策の経済的支援 第6回(最終回)

 この「コロナウィルス対策の経済的支援」シリーズを書いていて、いろいろと考えさせられました。 私と違う意見でも、なるほど、と思わせられることがいくつもありました。 「あんたが思っているよりもっと大変なんや」と事業者の方から現状を教えていただくこともありました。 参考に、と他市町の取組について紹介して

コロナウィルス対策の経済的支援 第5回

 コロナウィルス対策の経済的支援についての第5回です。今回は市が行う経済的支援について、財政面から考えます。1.財源は何か 今回の経済的支援策の一般財源ですが、最終的には「財政調整基金」を取り崩すことになるでしょう。 「財政調整基金」とは? 歳入も歳出も年度によって増えたり、減ったりします。これは仕

コロナウィルス対策の経済的支援 第4回

 「コロナウィルス対策の経済的支援」の第4回です。 今回は敦賀市の支援策として私の考えを書きます。 所詮、私がブログに書いても絵空事です。こういう考え方もあるのね、ぐらいで受けとめていただければありがたいです。 また、今回は超長くなりますが、一気に載せます。「個人、世帯向け」と「事業者向け」は1パッ

コロナウィルス対策の経済的支援 第3回

 昨日(5月4日)、国の「緊急事態宣言」の延長(5月31日まで)が発表されました。福井県も外出自粛と休業要請を5月20日までとすることを発表しました。 今回も最後に「福井県内の各市町のコロナウィルス対策の経済的支援の一覧表」を付けました。更新版です。スマホでこのブログを読まれている方から、「表の右の

敦賀市の人口減少(第4回 人口の自然減)

 ここのところ、昼も夜もいろんな予定がキャンセルになっています。人と話す機会が減ってしまうのは、本当に残念。 ただ、折角の機会だから、久しぶりに読書をがっつりしようかと思っています。未読の本も読みたいし、昔読んだ本も読み返したい。学生の頃は小説も結構読んでいたけど、社会人になってからは全然読めていな

敦賀市の人口減少(第3回 人口の社会減(つづき))

 桜の美しいこの頃ですが、福井県内でも新型コロナウィルスの感染が拡大してきました。敦賀市でも小中学校の休業が延長になりましたし、わたし達の生活や経済にも影響が大きくなってきています。 このような事態にあたって、私が希望するのは専門家の奮起です。医師や感染症学者だけではなく、統計学者やIT関係者、さら

敦賀市の人口減少(第2回 人口の社会減)

 ブログを再開したら、新ムゼウムやリラ・ポートやコロナウィルスや・・・のことを書いてほしい、というお声もありました。これから、こういうことも書くかもしれませんが、今はまず「人口減少問題」から。ちょっと今回長めです。 前回見たように、敦賀市の人口は目標を大きく前倒しして減少しているのですが、市の資料を

敦賀市の人口減少(第1回 敦賀市の人口)

 まず、このブログのスタンスとして「愛情をもって書きます!」宣言をします。 内容によっては厳しい表現もあるかもしれませんが、単なる批判でも、ポジショントークでもありません。 「愛情表現」だと思ってください。 「愛の反対は無関心である」とはホロコースト体験を小説に書いたユダヤ人作家(ノーベル平和賞受賞

平成30年3月議会 代表質問1日目(3月7日)

平成30年3月議会は今日から代表質問です。代表質問は各会派の代表が質問をします。代表質問は3月議会のみ行われますが、これは次年度(平成30年度)の当初予算という年間予算を審議するのに、時期的に合わせているという意味があります。今、敦賀市議会には会派が5つ(市政会、同志会、政志会、市民クラ

12月11日 12月定例会  一般質問3日目

 昔、学生のころ、「シムシティ」というパソコンゲームをよくやっていました。自分の街を造っていくというゲームなんですが、どこに役所や警察署や消防署を建てて、学校はここで、駅はこの辺で、税金はこれくらい徴収して、だんだん人口が増えて、発電所を建設して・・・みたいなゲームです。税収と支出のバランスをと

9月24日 9月定例会 予算決算委、広報広聴委、議会運営委

9月24日 9月定例会 予算決算委、広報広聴委、議会運営委 今日は3つの委員会が開かれました。 予算決算常任委員会は議長を除く全議員が所属する委員会。今日は委員会として補正予算を採決し、一般会計補正予算と3つの特別会計補正予算の合計4議案を可決しました。 広報広聴委員会では、今度発刊

アーリーサクセスとスタンドプレー、そして逆スタンドプレー

 昔、経営改革に関する本を読んでいて「アーリーサクセス」という言葉を知りました。改革をはじめたリーダーには早い時期に小さくてもよいから成果をあげ、周囲の雰囲気を変えることが必要だということです。アーリーサクセスによって味方も増えて改革が加速するということです。ですから、改革リーダーは、多少演出を

「敦賀市長選に米澤光治氏が出馬意向」について

 既に報道されているように、「敦賀市長選に米澤光治氏が出馬意向」です。 11月28日(月)に記者会見を行います。 記者会見は先週には記者クラブさんと日程調整が終わっており、現職の不出馬には本当に驚きました。 現職の動向に関わらず、と言うか、現職が再出馬するという前提で私は出馬すると決めていたのですが

本質論 子育て生活応援事業についての議論

 市議会の予算決算常任委員会で「子育て生活応援事業」が削除されたんですね。本会議でも同じ議決になるだろうから「子育て生活応援事業」は少なくとも12月からの実施はなくなる可能性が高くなりました。 ただ、いろんな人とお話していて、この問題の本質について確認した方がよいと思い始めたので、あらためて「子育て

地域サポート職員(政策提案シリーズ)

 一軒一軒回って、まあいろんな人とお話するんですが、本当に今、時代が変わってきたなと思わされるんです。 変わってきたポイントは様々有るんですが、一番は地方都市の最大の課題、高齢化の進行です。 高齢化の現状って数字だけ見ていても分かりにくいところがあって、現地で直接に人と接して初めて分かることがある。

手話が言語であるということ~手話言語の国際デーによせて~

 9月23日は「手話言語の国際デー」です。 2017年12月19日に国連総会で決議されて決まった国際デーです。この9月23日は1951年に世界ろう連盟(WFD)が設立された日です。 この日は世界各地で青色のライトアップが行われます。ライトアップによって、世界のろう者たちとの連携を図り、人権及び平等な

「子育て生活応援事業」って(その6、もろもろ雑感)

 今回は「子育て生活応援事業」シリーズの最後です。 もろもろの雑感をつらつら書いてみます。1.「ハーモニアス」とか「地域間協調」はどこへ行った? 「子育て生活応援事業」は「敦賀に住んで子どもを産めば120万円貰える」ということで、近隣市町から見たら、非常に地域間競争的な施策だと思います。

「子育て生活応援事業」って(その5、マイナンバーカードの交付率問題)

 今回は「子育て生活応援事業」とマイナンバーカードの話です。この事業では給付金をマイナポイントで支給することになっています。  念のために、今回の「子育て生活応援事業」はマイナンバーカードの交付率アップを目的にしているわけではないようです。 で、わたし的結論を先に。 「子育て支援」と「マイナンバーカ

「子育て生活応援事業」って(その4、バラマキ?不公平?)

 今回は「バラマキ?」と「不公平?」について。1.バラマキ? 9月議会で兵庫県明石市の子育て支援の取り組みが紹介されていました。 前から、敦賀市のキャッチフレーズは、明石市のキャッチフレーズは似てるなぁと思っていて、例えば、両市のキャッチフレーズを拾うと、敦賀市 ・「子育て環境日本一」 ・「本のまち

「子育て生活応援事業」って(その3、現金給付と現物給付)

 では、今回は現物給付の話です。1.現物支給は損失補填か? 9月議会での豊田議員の質問に対し、市長の答弁の中で、本(「子育て支援の経済学」)を読んだ、と前置きして「子育て支出の低減は、損失補填のようなものですので・・・」というような発言がありました。録画に失敗していたので正確な文字起こしできていませ

「子育て生活応援事業」って(その2、政策の効果)

 さて、今回(その2)では、「子育て生活応援事業」が本当に「出生数を増やすのか」?を見ていきましょう。今回はちょっと難しい話になってしまいそう。 なので結論を先に書いておきます。・今回の敦賀市の「子育て生活応援事業」は、マイナポイントを使っているが、これは現金給付の一種である。・現金給付は出生数の増

「子育て生活応援事業」って(その1、敦賀市の出生数減少)

 9月の補正予算にあげられた「子育て生活応援事業」について書きます。6回シリーズの予定です。あー、また長くなってしまう!「日記みたいなブログ書いてください」って言われているのにー! さて、まずは、わたし的結論。    「とにかくスジが悪すぎる」では、いってみよう!1.最初に、

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第6回最終回)

 さて、ちょっと間隔が空きましたが、”「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる”シリーズの6回め、最終回です。 今回のテーマは「子どもを増やそう!」です。1.最初に結論最初に私の考えから結論的にスタートです。①「母親候補者」の定住率、Uターン率をアップさせる施策を打つ。 特に新

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第5回)

 ”「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる”シリーズの5回め。 今回のサブタイトルは「少子化対策のモデルになれる(かもしれない)」です。(1)敦賀市の出生数は急に減少している ここ5年ほど、敦賀市の出生数は急速に減少しています。 減少率は福井県全体よりも大きい、と

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第4回)

 さて、シリーズ4回めです。 今回のトピックスは「保育園のはなし」です。 「子育て環境日本一」をキャッチフレーズにする敦賀市の保育園の状況を見てみましょう。(1)私の実体験 保育園については、まず私自身の実体験のご紹介から。 私は平成19年(2007年)に大阪から敦賀にUターン、引っ越し

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第3回)

さて、第3回です。今回はちょっと長め、です。2.学校とまちづくり 前回も書きましたが、黒河小学校は私が在校時には廃校寸前でした。小学校4年に上がるときに公文名の同級生たちが粟野南小学校に転校したので、1クラス13人になったことを覚えています。私にとっては、この少人数が最高によかった。落ち

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第2回)

 本論に入る前に・・・、 社会的な課題としての「少子化問題」と、個人個人が子どもを持つかどうかは分けて考えたいと思っています。 子どもを持たないと決めている方の判断は尊重されるべきだし、欲しいけれどどうしてもできないという方もいらっしゃるでしょう。 「少子化問題」の話をするときには、社会的な影響を考

「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」から話を広げてみる(第1回)

 新年1月1日の福井新聞に、  「敦賀・黒河小児童は3人きょうだい当たり前」という見出しで「ふくい特報班」の特集記事が大きく掲載されていました(33面)。 「敦賀市黒河小は子だくさんの家庭が多いです。3人兄弟は当たり前!」という自慢話(!)が福井新聞の「ふくい特報班」に寄せられたのが取材のきっかけと

市立敦賀病院の新型コロナウィルス感染症対応(市議会一般質問をみて)

 先週、敦賀市議会は一般質問が終わりました。録画したりしてテレビ観戦しましたが、コロナウィルス感染症対応関連の質問、リラポート関連の質問がとても多かった印象です。 特に市立敦賀病院の対応については、病院事業管理責任者の米島先生から詳細かつ気持ちのこもった答弁がありました。 敦賀市議会はRCNで生中継

敦賀市の人口減少(第6回 最終回)

 今から5年前の平成27年(2017年)4月に、ある国政政治家が次のように発言しています。 さて、誰の発言でしょう?「地方創生は国民運動だ。東京一極集中を変えなければならない。理由は3つある。ひとつめは人口減少対策だ。東京の出生率は47都道府県で最低だ。東京に若い人が集まることで人口減少が加速してし

敦賀市の人口減少(第5回 ここ5年間の敦賀市の政策)

 コロナウィルス対策の支援策、後出しジャンケンや批評だけにならないように、自分の案もご紹介しましたが、今の現状からみるとまあまあ妥当だったかな、と思っています。学校のオンライン化対応促進も提案(?)していて、これなんかは勇み足だったかな、国が前倒しでやると言っているのでアテにして待ってもいいかな、と

「新しい生活様式に向けた子育て世帯応援手当」

 5月14日に福井県が緊急事態宣言の特定区域から外れました。私も外出を自粛しつつ、ウォーキングやランニング、エクササイズで健康維持、オンライン飲み会でストレス発散、あんまり本は読めず・・・でも家の片づけはできたかな、という生活でした。 皆さんも、第2波に警戒しつつ、徐々に100%の活動ができるといい

追加の「コロナウイルス感染症対策関連予算」

 昨日、追加の「コロナウイルス感染症対策関連予算」が出ましたね。 私の意見を言わせてもらえば、意外な内容の支援策の追加でした。私にはまったく思いつけなかった事業や、考慮したけど優先順位をあまり高く思っていなかった事業・・・かな。  予算について市の資料はこちら →5月11日専決補正予算資料リンク先の

コロナウィルス対策の経済的支援 第6回(最終回)

 この「コロナウィルス対策の経済的支援」シリーズを書いていて、いろいろと考えさせられました。 私と違う意見でも、なるほど、と思わせられることがいくつもありました。 「あんたが思っているよりもっと大変なんや」と事業者の方から現状を教えていただくこともありました。 参考に、と他市町の取組について紹介して

コロナウィルス対策の経済的支援 第5回

 コロナウィルス対策の経済的支援についての第5回です。今回は市が行う経済的支援について、財政面から考えます。1.財源は何か 今回の経済的支援策の一般財源ですが、最終的には「財政調整基金」を取り崩すことになるでしょう。 「財政調整基金」とは? 歳入も歳出も年度によって増えたり、減ったりします。これは仕

コロナウィルス対策の経済的支援 第4回

 「コロナウィルス対策の経済的支援」の第4回です。 今回は敦賀市の支援策として私の考えを書きます。 所詮、私がブログに書いても絵空事です。こういう考え方もあるのね、ぐらいで受けとめていただければありがたいです。 また、今回は超長くなりますが、一気に載せます。「個人、世帯向け」と「事業者向け」は1パッ

コロナウィルス対策の経済的支援 第3回

 昨日(5月4日)、国の「緊急事態宣言」の延長(5月31日まで)が発表されました。福井県も外出自粛と休業要請を5月20日までとすることを発表しました。 今回も最後に「福井県内の各市町のコロナウィルス対策の経済的支援の一覧表」を付けました。更新版です。スマホでこのブログを読まれている方から、「表の右の

敦賀市の人口減少(第4回 人口の自然減)

 ここのところ、昼も夜もいろんな予定がキャンセルになっています。人と話す機会が減ってしまうのは、本当に残念。 ただ、折角の機会だから、久しぶりに読書をがっつりしようかと思っています。未読の本も読みたいし、昔読んだ本も読み返したい。学生の頃は小説も結構読んでいたけど、社会人になってからは全然読めていな

敦賀市の人口減少(第3回 人口の社会減(つづき))

 桜の美しいこの頃ですが、福井県内でも新型コロナウィルスの感染が拡大してきました。敦賀市でも小中学校の休業が延長になりましたし、わたし達の生活や経済にも影響が大きくなってきています。 このような事態にあたって、私が希望するのは専門家の奮起です。医師や感染症学者だけではなく、統計学者やIT関係者、さら

敦賀市の人口減少(第2回 人口の社会減)

 ブログを再開したら、新ムゼウムやリラ・ポートやコロナウィルスや・・・のことを書いてほしい、というお声もありました。これから、こういうことも書くかもしれませんが、今はまず「人口減少問題」から。ちょっと今回長めです。 前回見たように、敦賀市の人口は目標を大きく前倒しして減少しているのですが、市の資料を

敦賀市の人口減少(第1回 敦賀市の人口)

 まず、このブログのスタンスとして「愛情をもって書きます!」宣言をします。 内容によっては厳しい表現もあるかもしれませんが、単なる批判でも、ポジショントークでもありません。 「愛情表現」だと思ってください。 「愛の反対は無関心である」とはホロコースト体験を小説に書いたユダヤ人作家(ノーベル平和賞受賞

平成30年3月議会 代表質問1日目(3月7日)

平成30年3月議会は今日から代表質問です。代表質問は各会派の代表が質問をします。代表質問は3月議会のみ行われますが、これは次年度(平成30年度)の当初予算という年間予算を審議するのに、時期的に合わせているという意味があります。今、敦賀市議会には会派が5つ(市政会、同志会、政志会、市民クラ

12月11日 12月定例会  一般質問3日目

 昔、学生のころ、「シムシティ」というパソコンゲームをよくやっていました。自分の街を造っていくというゲームなんですが、どこに役所や警察署や消防署を建てて、学校はここで、駅はこの辺で、税金はこれくらい徴収して、だんだん人口が増えて、発電所を建設して・・・みたいなゲームです。税収と支出のバランスをと

12月10日 12月定例会  一般質問2日目

 私が議会での質問で目指すところは、「市政で何が今課題であるのか、明らかになって議会と市役所の中で、願わくは市民も共有すること」 9月の定例会が典型的でした。私が「人口減少対策」を質問する中で、市長が考える「敦賀市の方向性、ビジョン」が、まだ市役所内でも打ち出されていないということが分か

9月24日 9月定例会 予算決算委、広報広聴委、議会運営委

9月24日 9月定例会 予算決算委、広報広聴委、議会運営委 今日は3つの委員会が開かれました。 予算決算常任委員会は議長を除く全議員が所属する委員会。今日は委員会として補正予算を採決し、一般会計補正予算と3つの特別会計補正予算の合計4議案を可決しました。 広報広聴委員会では、今度発刊

アーリーサクセスとスタンドプレー、そして逆スタンドプレー

 昔、経営改革に関する本を読んでいて「アーリーサクセス」という言葉を知りました。改革をはじめたリーダーには早い時期に小さくてもよいから成果をあげ、周囲の雰囲気を変えることが必要だということです。アーリーサクセスによって味方も増えて改革が加速するということです。ですから、改革リーダーは、多少演出を

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